ピースライブ 魂の出会い 五十嵐正史vs.よう介。芸術村のライブがCDになりました。勇造の息子ふたりが火花を散らしながら、熱く歌ったトリビュートライブ。 1000円※ピースライブ会場で販売

Peace Liveな日々

豊田勇造ライブつながりのミュージシャン、 役者のライブレポートとを載せていきます。

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快楽亭ブラック

5月31日(金) 大須演芸場(名古屋)
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去年までは同じ新幹線、同じ宿で修学旅行のようだった五十嵐正史とソウルブラザーズの高槻ライブ。今年はちょっと欲張って僕一人で先に乗り込もうと思った。今年前半は、市民じゃ~なるを離れたにもかかわらず、裁判、共通番号制、劇団乳酸菌と意外にも忙しかった。グシャグシャになりそうな頭の中に少し違った風を入れてみたい。
そこで、京都にいくたびに通り過ぎていた名古屋にまずは向かった。
名古屋までは新幹線の「ぷらっとこだま」だ。今までは五十嵐さんに席をとってもらっていた。今回は自分で買ってみて気づいたが、これはパッケージツアーなのだ。平日なので旅行日の前日でもとれたが、あいにく席は3列の真ん中だった。
「ぷらっとこだま」にはドリンクの引換券が付いている。売店でビールに替えて座席に着いたが、7時26分東京駅発のこだまには、ワイシャツにネクタイ姿のビジネスマンばかり。その中でひとりビールをあおる。
名古屋に着くと大きなバッグはコインロッカーに入れ、地下鉄で大須を目指した。
大須観音にお参りして、大須の商店街をあるく。おしゃれな店も古着屋も、銭湯も昔からあるお店もあって飽きることはない。露店の八百屋、魚屋があって八百屋の匂い、魚屋の匂いがしていた。ワンコインランチの貼り紙に誘われて、入ってた。中華丼とラーメンのセット。「どこが〝香港料理〟じゃー」と言いたくなるほど、僕の好きなマズさ。おばさんが僕のとなりにすわって注文。「今、石原裕次郎の映画やっるわ、ここに来んかったら見れんかったわ」。名古屋言葉も味のうち。
名古屋に来た目的は、19年ぶりの大須演芸場だ。ここに出演している快楽亭ブラックが見てみたい。
落語を聞きたくて寄席に行き始めたのは、21歳の頃。その時感じたのは、面白い芸人はたくさんいたが、テレビに出る落語家は意外にはつまらない。しかし、その寄席にも出られないという落語家に強く魅かれた。
快楽亭ブラックを東京で見たのは、池袋の文芸座や中野武蔵野ホールと映画館ばかり。立川談志の弟子は寄席には出られないからだ。さらにネタは、古典をエロネタに作り直したものだから、出入り禁止になる会場も多かった。ついには多額の借金を理由に立川流からも除名になり天涯孤独の落語家となった。
しかし、僕をうならせたのは、エロネタではなく、その人物描写の細かさだ。落語の演目はは元々歌舞伎や講談で演じられたものもある。歌舞伎や芝居を見まくって、日本映画通であるブラック師匠は、落語でどう演ずるべきか常に考えている。普通の落語家と違う次元にいる人なのだ。
そのブラック師匠が大須という定席を持った。19年前の大須には三遊亭可笑という大看板が出ていたが、与太話ですませて落語になっていなかった。僕には「できるのになぜなんだ」と思ったが、東京から落ちぶれて流れついたのが大須だった。コントと曲芸が元気がいいのが名古屋。まさに落語不毛の地だと思った。
しかし、しがらみを避けて再起をかけるのも名古屋の地の利だ。
19年前には、大きな赤犬がいた大須演芸場も、今回は美女が出迎えてくれた。講談師の古池鱗林(りんりん)さんだ。「貸し切りです」と案の定、開演時間なのに客がいない。「開演前に写真を撮っていいですか」と聞くと「すぐ始まりますけど」と言うので急いでシャッターを切った。
貸し切り状態のトップバッターは若い青空雀九・羽歩のコンビ。「お兄さん、ありがとうございます。お兄さんが居なかったら僕たち待機だったんです」「どこから来たんですか」僕は「埼玉の浦和です」女性のさ羽歩さんは「私、千葉の松戸にいたんです」(ぜんぜん離れとるやんか…)しばらく三人で会話。雀九さんの親は多分プロの漫才師だと思う。漫才は下手。しかしこの大須演芸場のいいところは、芸人は楽屋に泊まりこんで出演するところ。M1に出るような芸人より何かをつかむかも知れない。
7、8人の客が入ったところで続いて美人講談師の古池鱗林さん登場。袴姿も名古屋弁も僕好みでSEXYだ。旭堂門下だけど旭堂をまだ名乗れない。だけど講談師として、これから伸びると思う。
大須のいいところは歌謡ショーがある。華やかなドレスで登場したのは坂本千春さん。演歌歌手だ。お婆ちゃんを介護しながらの歌手活動だそうだ。「がんばれ千春さん」
地元の落語家の雷門幸福さんは、なかなかだ。名古屋は落語不毛の地ではない。
そしてお目当ての快楽亭ブラック師匠登場。演目は「権助魚」。古典を崩さずにエロネタを差し込むは、まさに名人芸。後光が差しているように思えた。
トリは桂珍念さん。文珍さんに入門して27年目だそうだ。上手い。いかんせん師匠に似すぎいるのが悲劇。
2時間で1クールというのが、大須らしい。
母へのおみやげに唐草模様のハンカチを買って、岐阜回りで京都に向かった。

あの記事に対するコメント


名古屋の寄席,行ってみたくなりました。
エガミ節が久々?に全開して読み応えタップリ(^^)
やはり旅はいいですね。私も又そろそろ…
【2013/06/08 00:02】 URL | スズキ #f3g/b1UA [ 編集 ] top


スズキさん、いつもありがとうございます。僕はスズキさんの旅行記を読んでみたいです。
【2013/06/08 13:04】 URL | 江上 正 #- [ 編集 ] top


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