ピースライブ 魂の出会い 五十嵐正史vs.よう介。芸術村のライブがCDになりました。勇造の息子ふたりが火花を散らしながら、熱く歌ったトリビュートライブ。 1000円※ピースライブ会場で販売

Peace Liveな日々

豊田勇造ライブつながりのミュージシャン、 役者のライブレポートとを載せていきます。

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片岡一郎 & 五十嵐正史

11月3日(火) あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
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とうとうドイツに居を構えるほど国際的に売れっ子の片岡さん。一時帰国の阿佐ヶ谷には大活劇を揃えてきた。このFilmを入手するのも幾多の困難があるようで、活弁の ネタは国境を越えて探している。
林長二郎こと長谷川一夫の『野狐三次』、大河内傳次郎の『血煙荒神山』、以前も見た阪妻の『清水次郎長伝』。
片岡さんは、きっと日本語がわかる客に飢えていたのだ。「いやさ、お富!」このくだりがハイライトだ。このセリフのために帰国したのだと思った。春日八郎の『お富さん』でもあるが、僕は新宿の末広亭で聞いた神田紫さんの講談が印象に残っている。
今回はちぎっては投げの大立ち回りに炸裂する五十嵐正史さんのギターのタイミングは活弁とぴったり。イベント全体を考えたワザは細かかった。
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あるぽらん活動写真ライブvol. 52『ロスト・ワールド』

4月29日(水) あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
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昔の天皇誕生日。そんな日こそ、阿佐ヶ谷にいたい。久しぶりの片岡一郎さんの活弁はアーサー・コナン・ドイル原作の『ロストワールド』だ。何といってもストップモーションの恐竜の動きと、唐突なラブストーリーを真剣に演じる実力派俳優の演技が合成されている。それにどう活弁をつけるか、そして五十嵐正史さんはどんなギターを弾くか。
ところで僕はCG映画には、びた一文払いたくないのだ。モニターの中だけで作ったものを映画として見せること自体に軽い怒りを覚える。1925年に作られた恐竜たちの動きは、ぎこちなさもあったが、僕が当時、見ていたらどうだろうか。きっと中南米にはこんな恐竜がまだいると信じてしまうだろう。人の手だけで動かされた恐竜たちは、CGや着ぐるみにない細かな細部を表現していた。気の遠くなるような撮影時間と制作費を、今の映画作りにかけられるだろうか。
上映時間もロンバージョンで90分。片岡さんはもちろん、五十嵐さんはギブソンをひたぶるに弾き続けた。ソウブラでも使わなかった、必殺のボトルネックはこの日のためだったか。
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ベルクでのSaSaさんの作品展はラストだった。

あるぽらんキネマ劇場Vol.49 片岡一郎、五十嵐正史とソウルブラザーズ

3月2日(日) あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
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開演ギリギリにあるぽらんに着。いつもと様子がちがう。大きなカメラとライトを持った人がいる。ビデオ撮影するつもりで来た僕に「本物が来ちゃったよ」とマスターの佐々木さん。テレビクルーだ。地域を紹介するあの番組が、阿佐ヶ谷特集で片岡一郎さんの活弁を取り上げるというよりは、あるぽらんを取材しているのだ。
ところで、無声映画上映会の音楽は五十嵐さんのソロと決まっているが、テレビが来るというので、露骨にもソウブラフルメンバーの登場となった。
この日は、片岡さんの後輩の弁士、山内菜々子さんも登場。古典の名作(観たのははじめて)『月世界旅行』と片岡さんの台本なしでのアドリブで『大列車強盗』。そして片岡さんが海外で仕入れたシークレット作品の上映だった。けっこう重い。片岡さんは、クラッシックの音楽家たちとは、入念な練習を重ねているらしいが五十嵐さんとは一発勝負。これがあるぽらんの活弁の良さなのだが、これがテレビに伝わるとは思えなかった。
テーマ:生きるための歌 - ジャンル:音楽

あるぽらんキネマ劇場47『國民の創世』

9月23日(月) あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
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弁士の片岡一郎さんは、この作品をアメリカで16ミリのフィルムで買ったそうだ。動画サイトにも上がっているし、DVDやビデオテープにもなっているはずだけど、あくまで自分の手で活弁のために編集した結果、途中に休憩をはさんで3時間の上演となった。こんな長丁場に耐えうるミュージシャンは、五十嵐正史さんしかいない。片岡さんの160ページの台本を見て仰天したという。3時間にあらゆる引き出しから、てんこ盛りのギターを弾いた。弁士と楽師に拍手喝采だったでしめたいところだけど、作品自体は考えさせられるものだった。
今、僕が生きている時代にも問われることであり、80年近く前の映画であっても、今もなお連綿と続く空気の中にいるような気がした。この作品自体が、作品として成立させた背景を語るドキュメンタリーだ。でも字幕だけでは、とても最後まで観てられるものではない。弁士の片岡さんが、作品に新しい命を吹き込んだと思う。



テーマ:生きるための歌 - ジャンル:音楽

あるぽらんキネマ劇場46『The Cheat』

5月19日(日) あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
弁士・片岡一郎 音楽・五十嵐正史
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『破戒』の終了時間と、あるぽらんの開演時間は、いっしょ。30メートルほどを走って移動。あるぽらんの階段を昇ったら、佐々木さんはカウンターの席を確保してくれていた。
アメリカの大学に招待されて帰ってきたばかりの片岡一郎さんの話芸は、アメリカにかぶれようがない。逆に海外で日本文化の深く研究されていることなど、興味深い話をしてくれた。そして人間観察の鋭さは増したようだ。ネタとなる映像も自腹で多数仕入れてきたとのこと。
そんな洋行帰りの片岡さんが選んだ作品は『The Cheat』。早川雪州が重要な役で出演している。名前は知っていたけど、映像で見たのは初めてだ。キスシーンで身長が低く相手に届かないので、箱に乗ったことが「セッシュウする」の起源とは聞いていたが、確かに男前。美貌だけでハリウッドで準主役を演じるとは、ブルース・リーを越えている。
「嫌な女でしたね」主演女優と作品の背後に重なる差別を片岡さんは、鋭く指摘。
活弁の背景にはゆるがない正義感が感じられる。
久しぶりの共演でも五十嵐さんのギターは、ぶっつけ本番。細かなタッチは、変わらずに片岡さんとの間も絶妙だった。50回が見えてきたあるぽらんでの活弁ライブも今後ますます楽しみだ。
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豊田勇造さんをメインに浦和でPeace Liveという音楽イベントをやっています。

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