風見辻造はいつまでも心の中に
11月22日(日) 原爆の図 丸木美術館(東松山)

五十嵐正史さんお勧めの画家、中村正義氏の展覧会に行った。絵はすべて「自画像」だという言葉に惹かれた。
顔の絵は、膨大な数のバリエーションがあることを知った。見ていると自分の顔が描いている途中の中村正義の顔になっているような気がした。自分を見つめるということは、自分をとりまく世界を冷静に見ているのだと思える。
またっく画風もテーマも違うけれど、権力を毛嫌いした生き方は、同じ世界に生きた画家として丸木夫妻と違和感を感じなかった。
丸木夫妻のアトリエにあがってみた。大きな窓いっぱいに目に飛び込んでくる川の流れ。僕もお絵かき少年だったことを思い出した。あの絵を描けた時間は、どこへ行ったのか。
11月17日(火) 36°5(幡ヶ谷)
新しいCDがついに出た。その記念のライブでもあった。よう介さんのソロ時代の代表曲も時間をかけて「碧」に染め上げた。CDでできることは、何でもやろうという感じで、楽しんでやっいる部分と、濃密なアコギが織り成す世界は深化している。色でいうなら深い碧。takeさんのコーラスもいい味出している。クオリティ高い。碧のライブと比較すると面白い。この日はギターも歌も飛ばしまくっていた。
「地平線に暮らすギター弾きは今も弦をつまびくのです」2100円 ペイエックスグランデ
11月8日(日) 野方商店街(中野区)、あるぽらん’89(阿佐ヶ谷)
ピースライブの晩は、大宮の整体師さんのお宅に毎年、泊めてもらっている。
勇造さんは、よく眠れるというお家なのです。
僕は早めに起きて、ざくろや柿、ゆずなどを、もいで食べさせてもらった。今年は、柿が少ないというけれど、僕から見るとどこが?という感じ。甘くておいしい。
勇造さんも柿を食べながら、なぜか立川談志の話題。
大宮駅までタクシー。埼京線、山手線を乗り継いで高田馬場から西武線で野方へ。電車の中で、舌にピアスを入れた女の子を見て驚く勇造さん。
「野方祭」というイベントで歌う。「いつも断るんやけど」と、円山に来てくれたファンに頼まれたら断れない。主催者の方は、小さな刺青をすき間があれば入れているSさん。フリーマーケット、占い、食べ物。大きなベニヤ板にイラストを描いている人。小さな公園の奥にマイクとアンプだけのステージ。
勇造ファンにとってはシークレットライブに近いのでは。前日のピースライブや京都円山音楽堂とも違いすぎるステージだけど、僕は一人の芸人としての心意気を見た。3曲歌った頃には、まばらな客も後ろの方に、近所から集まった人たち。「ミュージシャンいるような気がするんやけど」といえば、フリマでギターを売っていた人が、マンドリンを抱えて勇造さんの横に。『満月』を一緒に、マンドリン上手い。
僕もこんな感じで、勇造ライブを始めればよかったか。いや待てよ。
カンパで集めたギャラを受け取り阿佐ヶ谷までタクシー。北海道出身の運ちゃんに、「東京の道をどおやって、覚えましたか」と訊くと、道を教えてもらいながら車を回したという。いい道だと、少し料金をおまけしたという、感じのいい人だった。
あるぽらんに着くと、ゲストのソウブラの五十嵐さん、森田さん、山村さんが楽器を取り出していた。
昼間のあるぽらんは初めてで、中央線が良く見える五十嵐さんと森田さんは、お揃いの小型のアンプを取り出していた。
あるぽらんは、小さなステージの両脇にスピーカーが着いてグレードアップした。ぼどなくリハーサルが終わると日が暮れた。ライブ前、僕は勇造さんと、駅前のそばやに行ったのだ。僕のリクエストを聞いてくれた。
ソウブラは4人バージョン。山村さんの三線が鼻先に付きそうなほど、かぶりつきの最前列。そのせいか写真を撮るのを忘れた。浅田さんのベースは、新しいESP製。風見さんのアンプを通して、ギターにバランスよく絡んでいる。ソウブラやっぱりもっていくなぁ。
ピースライブゲストの飯浜ゆきこさんも来た。もう勇造ファミリー。吉浦隆司さんは仕事帰り。常連のよっちゃん、何年かぶりに会えた人。「そんなんやない」の木村聖哉さん、ビレッジプレスの五十嵐洋之さん、それに田川律さんだ。生で初めて見た。それから歌になった伊藤さんも久しぶりだ。「やせたよね」「はい…」病気を話した。僕のリクエストは『11時の鐘』。
間近でJ200のストロークは迫力がある。でもミュートしてるときもゾクゾクするのだ。から激しくストロークになる『インドの旅』が好きだ。森田さんリードのからみ方も良い。
ピースライブよりも長々となったけれど、ピースライブ報告は写真を付けたしました。
11月7日(土) カフェギャラリー・シャイン(与野)


渋谷アピアの歌姫、美しい飯浜ゆきこさんをゲストに迎、ピースライブも今年で九年目。一番の大入り。
病はとりあえず乗り越えて、来る人が少なくても、気持ちよくやれるつもりでいたので、うれしい誤算なのでした。
嵐山のギブソンパーティーでは、関西の勇造ファミリーを見せ付けられたけれど、関東もどうしてどうして。五十嵐正史さん、森田博さん、五十嵐仁さん。よう介さんに、吉浦隆司さんも来てくれた。
そしてなぜか僕まで自分でリクエストしていた『それで十分』を勇造さんと歌ってしまった。
九年目にして初めて老母来る。おまけに誕生日なので、パッピーバースデイを合唱。
病気のあとのせいか、いろいろな人のお陰さまを素直にうけとれる。勇造さんの歌にあるようにがんばりすぎない方が良い。そんなことが、やっとわかり始めた1日だった。
来てくれたみなさん、ありがとう。
10月24日(土) スペースC(大森)

ソウブラのライブは楽しい。でも五十嵐さんの歌の中には、今の僕にとって重く受け止めてしまうものがある。それも出会いであり、生きているということか。久しぶりに会えた人も多し。
ゲストの吉浦隆司さんは、リハーサルと本番の違いを気にしていたけれど、思いを歌にするまで、迷いがない人だと思う。その執着を捨てている。仏が多い奈良の土地柄のせいだろうか。
ぼくはもう少し写真に執着すべきか。